白峰三山日帰り(農鳥岳・間ノ岳・北岳)

- GPS
- 17:09
- 距離
- 42.4km
- 登り
- 3,798m
- 下り
- 3,798m
コースタイム
- 山行
- 15:26
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 17:08
| 天候 | 登山日和 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
奈良田の里温泉を越えた左側にある。奈良田橋手前です。 200台は停められますが平日なので駐車車両は10台前後でした。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【大門沢登山道】 大門沢小屋まで落ち葉で踏み跡が不明瞭な所があり一度ルートロスト、GPSで強引に復帰しました。夜間は注意! 何回か沢渡りがあり、一部登山道に沢水が流れてました。防水ではないローカットだと濡れるでしょう。 【農鳥岳〜北岳】 特に問題なしですが、大門沢下降点から農鳥岳までの岩場ルートは濃霧時には慎重に進まないと迷いそう。 【右俣コース・大樺沢コース】 間違えて右俣コースに下りてしまいました。分岐は要確認です。 右俣コースは急登の九十九折りで歩き易い方かな? もっと注意するのは大樺沢コースで、合計500m以上道が沢状態です!ローカットだと防水でも濡れると思います。下って広河原で終わりなら濡れてもいいけど、登るなら白根御池小屋コースの方をお勧めします。 【広河原〜奈良田の夜間林道歩き】 夜間は特に、うんざりするほどロングに感じます! 谷なので夜間は真っ暗、トンネルも真っ暗で超怖い。 スタミナと折れない心が必要。 |
| その他周辺情報 | 温泉入りたかった…(泣) |
写真
装備
| 個人装備 |
ザック6kgくらい
|
|---|
感想
白峰三山日帰りチャレンジは今回3回目でようやく天候に恵まれ達成出来ました。
過去2回は天候にひるんで断念しましたが、
それはそれで勉強になったし、大自然には勝てませんからね。
3時半から歩き始め大門沢小屋とかで休憩しながら急がないマイペースで登りましたが、最近はタイムアタックばかりしてたので、ゆっくり登れたと感じたのかも知れない。
農鳥岳ピークで今日初めて出会ったトレランもしてると言う埼玉から来た人は、
前日に北岳山荘にテントを張って今日は身軽に農鳥岳までピストンでした。
私が北岳山荘でカレーを食べて出たら、彼はビールを買ってて、
テン場のベンチで色々な話をしました。
天候に恵まれた白峰三山を午前中に往復して、
帰るのは明日だから13時にはビールを飲んでる…
山登る多くの人が羨む最高の楽しみ方してますよね!
私も日帰りアタックとどちらがいいか聞かれたら13時からビールと答えます(笑)
私も足に根が張りそうになりましたが、北岳で工程の半分なので先を急ぎます。
たっぷり休んだので足が軽くなり調子良く北岳直下の吊尾根分岐まで来ると、
下からいいペースで登ってる来る人が居ました。
こっちが挨拶する前に向こうから元気いい挨拶が飛んで来たので、少し話して自然と同じペースで歩き、話しながら北岳ピークまで行きました。
彼もトレランしてる千葉から来た健脚ハイカーでした。
ピークには奈良から来たソロの女性が居て、私と彼がテンション高めで登頂を喜んでいたので自然と巻き込まれて3人でワイワイしてました。
明日縦走して奈良田に下る2人と奈良田から来た私だから話し盛り上がりますよね!
2人は北岳山荘に宿泊なので余裕ですが、私はまだ工程の半分…
2人に明るく見送られピークを背にして北岳肩ノ小屋方面に下ります。
このルートは一回通っているので、何も考えずに足早に下ってしまい、分岐を見落とし右俣コースに行ってしまいました。30分のロスです。
仕方ないので大樺沢コースで下り、日没ギリギリで広河原山荘に到着。
広河原から奈良田までの林道歩きは6月に一回やってるので問題ないと思ってましたが、前回は日没前に歩き切ったけど、今回は始めから日没です。
感想は全然違います!数キロ歩いただけでメンタルやられて来ます。
ライトで照らされる所以外は真っ暗です。星は出てるけど、奈良田方向は谷深い林道なので高い木が空を塞いで真上を見上げて星が半分も見えたら明るい方です。
リズム良く早足で歩いてましたが、5kmで1時間とか計算するとあと何時間この暗闇を歩かなければいけないのか考えたくもありません。
それでもメンタルを強く持ち頑張って居ましたが、あるき沢のバス停に到着して地図で確認すると半分近くまで来たけど、確実にあと半分はあるんだと思った瞬間、自分の中で我慢してた何かが噴き出したと思う。
一刻も早くこの闇から抜け出さないと後ろから何か漆黒の大波に引きずり込まれて力尽きて倒れてしまう恐怖を感じ私は走り始めました。
スピードは2倍になり、アスファルトに着地する靴の音やザックがガサガサ揺れる音、ヘッドライトが少し揺れて、手に持ってるハンドライトの光は左右に激しく揺れている。音と光が騒がしくなるだけで僕は安心した。
あと10km走り切ってやる!10kmなんていつものジョギングの距離ではないか!止まったら終わりだ!
走り始めると汗ばんで来てテンションも上がってきました。
途中で落石防止ネットに張り付いたカモシカに感動して写真撮って気持ちが落ち着きリラックス出来ました。
重い登山靴では長く走れないと思い込んでいたけど、最近はジョギングでつま先から着地する走り方に取組んでいたので、その走り方が登山靴でも有効でした。
背中のザックも一日背負っていたので重さは感じない。
これなら行けると確信して封鎖してるトンネル門扉まで走り切りました。
門扉から駐車場まではクールダウンとか考えて歩きました。
稜線歩きや人とのコミュニケーションは楽しかったけど、
日の短いこの時期にこんな計画はもう止めよう。
白い雪でも積もれば明るくなるので話しは別だけど。















夜間の林道の絶望感といったらないですね、よくわかります。
頭の中で距離と時間の計算をして、まだこんなにあるんか…
というのもロングあるあるでしょうか笑
しかしよくその靴で走れますね。
自分は靴選ばないと本当古傷が痛むので無理です。
最近南ア行ってないのでこちらのレコを見て行きたくなっちゃいました。
お疲れ様でした!
下の方は裾野が広いので夜間の大門沢は注意ですね!
本当は笹山ダイレクト尾根から行きたかったんですが、
出発が遅れたので最短ルートを選びました。
林道では忘れられない体験をしましたよ!
alsoさんみたいに走り抜けるのが一番だと思います
マラソンのアフリカ勢は踵着地しないので真似してますが、
膝に優しいのでお勧めです
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