晩夏の朝日連峰縦走 〜風雨でも、幸せいっぱい、腹いっぱい♪〜


- GPS
- 80:50
- 距離
- 42.9km
- 登り
- 3,364m
- 下り
- 3,352m
コースタイム
5日: 3:00起床〜5:00日暮沢手前堰堤発〜5:33日暮沢小屋〜9:25清太岩山〜
11:45竜門山分岐〜12:05竜門小屋(昼食)〜14:45南寒江山〜15:10寒江山〜
15:45北寒江山(三面口分岐)〜16:05三方境〜16:20狐穴小屋着
6日: 5:00狐穴小屋発〜5:35中先峰〜7:00以東岳〜7:15以東小屋〜8:00以東岳〜
9:20狐穴小屋着〜10:05狐穴小屋発〜12:30竜門小屋(昼食)〜14:15西朝日岳〜
15:40金玉水〜16:15大朝日小屋着
7日:4:00起床(小屋周辺にて写真撮影)〜6:20大朝日岳登山開始〜6:40大朝日岳山頂〜
7:20大朝日小屋発〜7:50銀玉水〜9:20小朝日岳〜9:50小寺山〜10:15三沢清水
10:55ハナヌキ峰分岐〜12:25竜門滝〜13:10日暮沢小屋〜13:55車着
天候 | 5日〜前夜から曇り時々雨、 登り始めて間もなくから小雨… 樹林帯を抜けて合羽着用 寒江山にて曇り、夕日を少し見られる。 6日〜午前5時狐穴小屋発し、以東岳を目指す 天気は快晴…しかし、以東岳直下でガスに包まれる 以東岳山頂、なんとか曇り。 以東小屋手前で雨、以降ずっと雨と風 7日〜朝から快晴、最高の幸せ♪ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道修繕工事のため手前の大堰堤で通行止めの措置 通行止め手前の林道脇や大堰堤入口などで5〜6台の駐車は可能です。 順次、遠くなりまずか林道脇の空スペースへ、駐車可です。 砂利道の急な道路でずが、4輪駆動車なら 大堰堤展望駐車場まで上がれ、余裕で10台程駐車可能です。 しかし、工事は9月末までには終了と思われますので… その後は、日暮沢小屋の駐車場まで通行可能となります、 10台は、楽に駐車可と思われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道は、明瞭で危険箇所などはありません。 下山後は、大井沢温泉300円がお勧めです。西川方面に走り、道路右側です。 源泉かけ流しで、泉質は、すっごく柔らかくすべすべの湯です。 温泉から更に2〜3分走ると、左側に民宿「大原」があります。 食堂もやっており、お蕎麦などが食べられます。 私たちは、女将お勧めの「肉そば、とび茸入り 1.000円」を注文、 とび茸は「トンビ舞茸」であり、そばのみならず小鉢が6個も付いて、 感激、そして、大変おいしかったです!! 機会あれば、、、是非、食べてみて下さいネ♪ |
写真
現在、環境庁の保全事業で作業員が泊り込みで、同小屋を使用しているとのこと
まかないさんが、歓迎してくれ「野菜たっぷりの雑煮」を頂いた、しかも2杯!
更に、残り物であるがチャーハンのおにぎり2個、帰り際ホットコーヒーまでも…ありがとうございました!
おでん2袋
ペンネ塩昆布和え
海藻サラダ
ナスベーコンチーズ
半分食べてからパスタ投入
お好み焼き3枚
〆はカレーライス
ゆで卵付
これって二人で食い過ぎです(汗)
たらふく食べて、飲んで騒いで爆睡です(^^;)
感想
● 憧れの朝日連峰!、今年も登りましたよ!
● 一日目:日暮沢から清太岩山を経由して主稜線に取り付き、竜門小屋から狐穴小屋へ!
早朝より雨。登り初めは樹林帯で、樹木が降り注ぐ雨を凌いでくれたので合羽を着ず、傘を差して登りました。
天気予報では明日も明後日も曇り!山の上でしたので好天気はあきらめていました。
しかし、午後竜門小屋につくと、雨は上がりお天気は回復してきたのです。
のんびりと遅咲きの高山植物にカメラを向け語り合いながら狐穴小屋に向かったのです。
雨でダメだと思っていた花たちの姿を、たくさん、撮影させてもらいました。
夕刻、狐穴小屋にて、今回もsajunレストランはオープンしました。
いかげそのボイルに始まり、おでん、厚切り豚肉のソテー。
そして現地調達のチチタケのお汁で、うどんをたいらげました。
もちろん、アルコールはどんどん進みましたよ。
キンキンに冷えたビールで乾杯、日本酒の冷やをぐっい〜とやっつけました。
(いつも飲み過ぎて反省しきりのmatukura64は、今回は酒に飲まれないように気をつけましたが!)
● 二日目!
早朝は満点の星空に、お月様は煌々とその光を放って、あたりを照らしていました。
早朝5時、狐穴小屋を出発し以東岳を目ざしました。
東の空が明るくなるにつれ、西の空が鉛色に変化していきました。
雲間に太陽が昇り、劇的な瞬間を目の当たりにしました。
しかしその光景もあっという間にガスに包まれ、以東岳頂上では完全にいガスに飲まれました。
以東岳山頂で、sajunさんは、稜線を戻ろうと言いましたが、matukura64は
「いや、以東小屋に寄っていきましょうよ!」
と半ば強引に立ち寄りました。
くん!くん!、何か楽しい予感がしたのです。
以東小屋に着くと、にわかに大粒の雨が落ちてきて風も強まってきたのです。
以東小屋では、登山道の修復工事のための作業員の方が連泊しており、ちょうど作業のため小屋を出発した後でした。
でも一人だけ賄いの方が残っていて、私たちに、雑煮をご馳走してくれました。
これがとても旨かった。お代わりもしてしまいました。
食後のコーヒーまで入れてくれました。
小屋を発つ前には、なんとチャーハンのおにぎりまで握ってくれたのです。
予期せぬ振る舞いに、本当に感謝しました。ありがとうございました。
以東岳からの縦走!今回の山旅の核心部でした。
でも、お天気は・・・・!
終始、風が吹き、ガスが湧き、横殴りの雨、黙々と歩く以外にありませんでした。
竜門小屋に着いたときには、私の心は、ここで今日は終わりと思っていましたが。
でも、sajunさんの気持ちは分かっていました。
絶対に大朝日岳へと!
風雨が収まらない稜線、意を決して前に進みます。
そして金玉水で水を汲み、大朝日小屋へ!
たくさんの水を背負いました。もちろん、今宵の宴のために!
二日目の夜も大宴会が始まりました。
500ミリの缶ビールを、ブッシュと開け、まずは今日もおでんをつまみに乾杯しました。
そして、ペンネ、お好み焼き、茄子とベーコンのチーズ乗せ、サラスパと進み、上がりはゆで卵にカレーライスです。
どうして、山でこんな食事ができるのか?、
いつもながらコック長 sajunさんには大感謝です。
ビールに、やっぱり日本酒、最後には隠し球、sajunさんのカクテルが現れ、もう、身も心もへろへろでした。
昼間は悪天候なれど、夜の宴で、すべて帳消しです。
終わりよければ、すべてよしですね!
● 三日目、最終日
大朝日岳から小朝日岳へ、そしてハナヌキ峰を経て日暮沢へ下山しました。
三日目にしてサイコーのお天気になりました。
大朝日岳の山頂からは、北に昨日歩いた以東岳への稜線がくっきりと。
そして西には平岩山や祝瓶山への稜線が、しびれるほど素晴らしい景色で私たちを迎えてくれたのです。
次回はきっと、祝瓶山から縦走したと心を躍らせたのです。
好天候の中、下山を開始しました。
途中の銀玉水の水もとっても旨かった。
思わず1.5リットルほど汲みザックに入れ、お土産に持ち帰りました。
ハナヌキ峰は、ブナの森でした。
立派なブナがひしめき合っていました。
歩みを遅らせました。
足下だけでなく大樹を仰ぎ見ながら、そして語りかけながら歩きました。
稜線を下りきると、根子川沿いの道を進みました。
原生林が残っていました。
そして根子川の流れが轟音を立てて落ちる竜門の滝に出逢いました。
素晴らしい光景でした。
下山後、大井沢温泉で汗を流し、職員の方に、
「午後3時、この時間でもおそばが食べられるところ」
を聞きました。
職員の方は、
「あ〜ん、大原という民宿でやっているけど・・・!」
と小首をかしげら教えていただきました。
ちょっと不安がよぎりました。
でも行ってみることに。
民宿の前を通過すると、営業中の上り旗がありました。
店構えも「う〜ん。」と唸りました。
が、sajunさんの「勝負してみるべ!」との栃木なまりで一言。
意を決して入りました。
そして女将の薦めで注文したお蕎麦にビックリです!
たくさんの小鉢が付いて、天然のキノコが入ったお蕎麦、
え〜、これで1000円、絶対にやすい!
またまた、食べてビックリ、これが旨かった。
材料は素朴でありながら一つ一つに心がこもっていました。
何一つ残さず完食しました。
最後に、女将と旦那さんとキノコと山菜談議。
屈託のない笑顔に、よく分からない山形弁・・・!、でも心は通じましたよ!
今度は、この民宿に泊まりたいとsajunさんとも話し合ったのです。
● 総括
三日間のうち、ほぼ7割は悪天候!
でも、それをものともせずに歩きました。
そして、
劇的な日の出、
数々の高山植物、
素晴らしい眺めの稜線、
美味しい水、
豪華なsajunレストラン、
宴を盛り上げる大量のお酒、
以東岳で出逢った賄いさんの大ご馳走
下山後にも、思いもよらず楽しかった民宿での食事!
気持ちは報われました。
これまでの山行では出逢えなかった、至福の一時。
そして終始、心も、お腹も、空くことがなかった山旅!
〜風雨でも、幸せいっぱい、腹いっぱい〜
また、こんな山旅に出逢えるのかと思うほど、サイコ〜の朝日連峰でした。
sajunさんと、朝日連峰!
そしてこの山旅を許してくれた妻と家族、行き先ざきに宿る神々に感謝しました。
BGM付きのスライドショーも見てね!
http://www.digibook.net/p/o4KsEkZJ62xvGrx6/'
☆ 初日、2日目とあまり良い天候に恵まれませんでしたが…
最終日、大快晴の大朝日岳に感激でした♪
☆ 今回も、入山祝いから豪華に、そして山小屋でも…
登山途中「ちちたけ」の収穫もあり、ちたけ汁にしてうどんを食べました、
思わぬ豪華一品が加わりました。
☆ 以東小屋では、環境庁の作業に伴い「まかないさん」がおり、野菜たっぷりの
雑煮を頂き、更に昼のニンニク入りチャーハンおにぎり2個まで頂いてしまい
ました。お名前も聞いておりませんが、ありがとうございました!大変おいし
かったです♪
☆ 以東岳から大朝日小屋までは、強い風雨に見舞われてしまい、稜線の写真も
撮影できませんでした。しかし、また行く理由となりました(笑)
☆ 大快晴の大朝日岳、そして下山の稜線歩き、最高でした。
そして、無事下山できたことを山の神に感謝します。
☆ また、行きたい山が増えてしまいました。
まっちゃん、良き山を案内してくれまして、ありがとう!!
また、来年行きましょう♪
お疲れ様!
日暮沢小屋までのアプローチ、何時復旧するんでしょうかね?準備運動と思っても夏は嫌ですよね。
竜門小屋の方の秘密の酒ゴチになりませんでしたか?
各地の水場は、降雪量の割には少ないようですが、
如何でしたか?
民宿の茸そば食べたくなりました。
又、訪問させていただきます。
bandana55さん、こんにちは!そして初めまして!
日暮沢から清太岩山に向かって登っていたとき、一人の男性が降りてきました。
その方は、昨日竜門小屋に宿泊したそうです。
竜門小屋の管理人と酒を酌み交わそうとしたそうですが、管理人さんは下山しており、一緒に飲めなかったそうです。とても残念がっていました。せっかく担いであがったのにと。
その男性は私たちに、「小屋に置いてきたので良かったら飲んでください。」と言ってくださいましたので、「ありがとうございます。」とだけ言って別れました。
竜門小屋に着くと、管理人室の前に大きなペットボトルの焼酎が置かれていました。一緒にコメントとパノラマの写真も置かれていました。
その内容から、先ほどすれ違った方が置いていったものとわかりました。
竜門小屋で私たちは昼食をとりました。折しもこの日は雨が降っており、合羽は着ていたもののシャツなどは汗で湿っており、だんだんと体が冷えてきたのです。
体を温めようとお湯を沸かしてコーヒーを飲みました。そのコーヒーに小屋に置かれた焼酎をちょっぴり入れさせていただきました。
二人で、「お言葉に甘えていただきます。」と聞こえるはずがないのに声を出してカップに注いだのです。
ホットコーヒーに焼酎、これがなかなか合うんですよ!本当に体が温まりました。
ところで、どうしてこのお酒のことを知っているのですか
大変失礼かと思いますが、登山道ですれ違った方はbandana55さんより若い方だったような?
● 各地の水場!
・ゴロビツ沢源頭部の水場
本当にちょろちょろでしたよ。
雨が降っていたので、雨水ではないかとも感じました。
生ぬるい水でした。
・竜門小屋の水場
かなり細い水量でした。
翌日は風の影響でホースが外れたのか、水は出ていませんでした。
・狐穴小屋の水場
ここは、昨年と同じくらい出ていました。
申し分ない水量でしたよ。
・金玉水
ここも、昨年と同じくらい出ていました。
とっても冷たく美味しい水でした。
・銀玉水
ここは、始めていった水場でしたが、金玉水よりは細かったです。
でもここも冷たく美味しかった。
・三沢清水
ここは、引き水のようですが、ホースから水は出ていませんでした。
● 民宿の茸そば、本当に美味しかったですよ。
是非機会がありましたらどうぞ、立ち寄ってください。気さくなご夫婦が出迎えてくれるはずです。
そうそう、ここのご主人、大原岳男さんという方です。名刺をいただきました。
もう、名前からして山男ですね!
茸も天然のものを採ってきてましたよ。本物を見せていただきました。天然素材の小鉢も最高でしたよ!
朝日岳は行かないといけないのですが、どう行こうかと考えていたんですが、このプラン最高
いただきます。以前は本当の縦走でしたが車で行くには日暮沢から回遊するしかないと思ってましたが、以東岳に往復ね、この稜線、捨てがたい魅力にあふれていますからね・・・
来年ビデオ撮りのコースとして利用させていただきます。ホントゴッドプランで〜す
でしょ、だしょ♪
残念ながら雨にたたられてしまいましたが…
それでも、これだけ楽しめました♪
稜線は最高!
花も最高!
小屋も最高!
清水も最高!
他ではない完璧なる山かと…なにより静かです(笑)
また、以東岳往復ですが、思っていたほど大変ではありませんでした、、、何せ、狐穴小屋にデポして空身でいけますから…(爆)
私たちも、また来年朝日連峰を計画しております。
是非、本コースの良さ、ビデオにて広めていただければと…今後とも、よろしゅくです。
sajunさん、matukura64さん、こんばんは!
入山祝に刺身、いいですね〜
時節がら秋刀魚かな?
山歩いていると、いろいろなキノコを見かけるけど、分かんないんですよねぇ
まっ、誰も採らないんだから手を出さない方が良いと思い、いつも撮るだけにしてます。
92枚目の写真「平岩山に続く稜線」の先に見える、雲海の手前が祝瓶山ですよね?
行った事がある山が写っていると、妙に嬉しくなります
いつもながらsajunさんレストラン美味しそうなものばかり。
お酒がすすみますね
それと、肉そばとび茸入りも美味しそうだし、地物の小鉢がいくつも付いてGood
当たりでしたね。今度行ってみたいです
miki122さん、こんばんわ!
いつもながらsajunレストランは最高でした。お酒といい、朝日連峰の素晴らしさにも心まで酔いしれました。
そしてmikiさんが登られた祝瓶山へ続くあの稜線、あまりの素晴らしさに、今すぐにでも歩きたくなるほど、心がゆらゆらと揺れ惑いましたよ。ほんと
sajunさんとの山旅は、いつも山と花と食と酒!すべてに充実していますが、訳あって今年はもう一緒に登ることができません。とっても残念です。
でも、一人山旅はまだまだ続けますよ!またレコ楽しみしてくださいね
今年は北アで初のテント泊されたようですね。羨ましいです。来年はきっと私もテント泊・・
以心伝心、、、
ありがとう♪
これからも、よろしゅくです!!
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