仙丈ヶ岳、三峰岳、間ノ岳 山梨県境の仙塩尾根を歩く


- GPS
- 50:19
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,827m
- 下り
- 3,382m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:08
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:17
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 4:12
天候 | 晴れ。午後は曇り。7日は間ノ岳方面は雷雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大門沢から奈良田に降りる(予定だった…) |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道で、特に危険な所はありません。 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉 |
予約できる山小屋 |
仙丈小屋
|
写真
感想
歩き残していた仙丈ヶ岳から間ノ岳までの 山梨県境を歩いてきました。
◆1日目
北沢峠〜仙丈ヶ岳〜大仙丈ヶ岳〜伊那荒倉岳〜横川岳〜野呂川越〜両俣小屋
一般登山道で、特に危険な所はありません。
腰が少し痛い!
野呂川越〜両俣小屋までの滑りやすい急斜面には注意が必要で、慎重に下る。
今週は毎日22時まで仕事が続きヘロヘロ状態だが、朝1時半に起床。
奮起して奈良田から5:30朝一のバスを乗り継ぎ北沢峠に向かう。
睡眠不足も重なり、歩きだして間もなくヘロヘロ状態に…。
足が重く前に出ない。これまでにない重い足取り。でも頑張って登る。
仙丈ヶ岳手前の尾根から一旦降りて仙丈小屋へ。水を3リッター頂こうと思っていたら、枯渇していた(:_;)
今持っている全部で1リッターのみで乗り切るしかない。まじ!
あきらめて仙丈ヶ岳へ登り返す。
仙丈ヶ岳まではいつものように沢山の人達で賑わう。
腰も少し痛ので今なら引き返せますが、勇気を出してここから大仙丈ヶ岳目指し進みます。ここから先は誰もいない。
大仙丈ヶ岳を過ぎてからは気持ちの良い樹林帯が続く。
水のことが頭の中いつも一杯だった。
時間が無く、両俣小屋まで行けない時は、高望池で一泊しかなかった。
ここは湧き水がすぐ下にあるらしいがそのままでは飲めないと思われたが、
運よく時間もあったので両俣小屋まで何とか行けた。
この日は2名の方に逢った(共に抜かれた)のみだった。
南アルプスは人もいなく素晴らしい。
◆2日目
両俣小屋〜三峰岳〜間ノ岳〜中白根山〜北岳山荘
一般登山道で、特に危険な所はありません。
今日も腰が少し痛い!
一旦300m登り返し、本来の仙塩尾根に取り付きます。重い荷物でここまでで既に疲れる。
三峰岳までアップダウンの樹林帯が続き、きついですが、シラビソ林など針葉樹が多くとても良い感じの縦走路であった。奥秩父のような感じ。
昨日と同様、朝から疲れがピークホールド状態で、一日中足取りが重い。
三峰岳山頂から熊の平小屋が見えており水も豊富で泊まってみたかった。
農鳥小屋で水を仕入れるのは前に怒られたことがあり、どちらの小屋にするか悩んだ。
三峰岳山頂でザックをここでデポして、空身で間ノ岳へ往復して眼前に見える熊の平に一泊するということも考えたが、
悩んだ末…あまりの疲労でこのまま間ノ岳に向かう。農鳥小屋を選択。
すぐにアングロサクソン系2名と会話したが彼らは今晩仙丈小屋に行くと言っていた。しかし日本語うまいなぁ。
キツイよと忠告したが大丈夫!と答えていたが…がどうなったことか…。
両俣小屋が途中にあることだけは伝えた。たぶんここら辺りに泊まったと思う。
そして何とか間ノ岳に着いた時点でひらめいた。
農鳥は止めて、北岳山荘に泊まり広河原に降りるのがあるではないか!
バスで奈良田まで楽ちんできるし(^^ゞ
体力気力どちらもこれが今のベストと思い中白根山へ向かう。
生ジョッキ、缶ビールや缶チューハイが北岳山荘には
あることを知っていたのでこれがかなりのプラスファクターに。
しかし3000m級の尾根歩きは今年はきつかった。足重く余裕がなかった。
途中で農鳥小屋テン泊の若者に一緒に行こうと言われたが、
間ノ岳からかなり下ったので残念ながらお断りさせて頂き北岳山荘に泊まった。
無事に奈良田に帰還されたことを祈る。
昼過ぎの時間は北岳山荘のテント場はガラ空だった。
徐々にテント客が増えてきて、夕方には一杯になりました。
山荘では布団一枚で二名との表示がありました。
夜は結構な風が吹きました。東斜面から吹き上げる風だった。
テントがバタバタ鳴ってしまった。
紐の張る角度が悪かったのが原因。
◆3日目
北岳山荘〜八本歯コル〜二俣〜大樺沢下降〜広河原(左俣コース)
腰は少し痛いが、今日は体の切れがいい!足先の痺れのみ。
脚力を残していれば特に危険な所はない。
下りははしごなどで脚力を使うので残しておかなければいけない。
下るにつれ暑さも増してきて暑さでやられた感じで、最後はフラフラだった。
凄い数の人達が登って行かれたため、
かなりの時間は、登りの方達への待ち時間でした。
◆振り返って。
やっとこの県境を繋ぐことが出来た!
やっとというか苦労した分、感慨深い。
両俣小屋では、隣のテントのご夫婦に沢山のお土産を頂きありがとうございました。
感謝!ありがとうございました。3日間炭水化物しか食べていませんでした。
また、ギター生演奏(ビートルズやポールのギター演奏)を聞けました!
ギター演奏していたほとんどの曲は知っていました。懐かしかった!
たぶん同じ年齢層だろうかと。
北岳山荘では沢山の人に色んな話を聞かせて頂き、本当にありがとう。
岐阜からの方や、千葉の方、松本の方などお話ありがとうございました。
鳳凰三山縦走行かれる時は頑張ってください(^^)
コメント
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仙塩尾根の縦走は、私も3年前に行きましたが、天気が悪く、今回の晴天が羨ましいです。静かでいい尾根ですよね。でも、テントもあると重くなるので、腰も大変ですよね、本当にお疲れ様でした。
南アルプスが大分混んでいたようで、すごいですね。やっぱり8月ですね。
naoeさんの方もお疲れ様でした。
夏休みもあり9月までの南ア、メジャールートは激混みですね。
夕方でも北岳山荘に大勢の団体客が来ていました。
布団1枚に2人が、もしかしたら3人になっていたかもです。
それに比べ仙塩尾根上では結局二人しか会いませんでした。
静かな樹林帯で気持ち良かったです!!
もっと軽量化を頑張らないと考えさせられました。
Hikaruさま
ichigeです。
2泊3日で良い山に行ってきましたね。私たちは仙丈岳、北岳、間ノ岳ついでに甲斐駒ヶ岳全部日帰りです。群馬からの日帰りはバスの時刻などできついですが何とかバスにも間に合いそれぞれ日帰りができました。何時か北岳、間ノ岳の3000mの稜線をゆっくり歩いて北岳の小屋に泊まりたいと思っていますが機会がありません。北岳山荘の生ジョッキと聞いたら行きたくなりました。また情報をよろしく。
ichigeさん
こんばんわ。
北岳山荘の生ジョッキ汗だくでたどり着いた直後の一杯は最高です
北岳山荘に泊まりアーベンロート、早朝の中白根山辺りから間ノ岳までの間の日の出やモルゲンロートは何度見ても感慨深いです。白馬も一緒でしょうがどこも良いもんですね。
生きてて良かった(ちょっとオーバーか。汗)と思えますね。
一泊二日で天空の散歩が可能です。9月なんか空気も澄んできて良いですよ。
機会があれば。バックアップしますよ。
私のレコにコメントいただきありがとうございました。
私の前を歩かれてたんですね。
すごい体力
私はとても両俣まで行く体力も、そこから登り返す気力もなかったので、最初から途中でビバーク覚悟でした。
本当に静かで私は初日は誰とも会わなかったです。
やはり水には悩まされ、農鳥小屋に着くやいなや、水を腹いっぱい飲み、なんとか生き返りました。
Dave さん
こんばんわ。
私も計画では最初からビバークでした😅
適地は沢山ありましたね🎵
農鳥小屋で水を腹一杯…は良くわかります。
しかし、2年前に笹山縦走のため、おやじさんとは
水を売って欲しい…のやり取りで
いきなり怒られたことがトラウマになり…
北岳山荘のビールを腹一杯😓を選んでしまいした😅
宜しくお願いします(^-^)
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