白馬岳〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳(猿倉から扇沢へ・2泊3日)


- GPS
- 23:39
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 4,612m
- 下り
- 4,489m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 7:13
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 9:42
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:43
天候 | 1日目:晴れときどき曇り(午後はガス多し) 2日目:晴れ(午後ガス沸く) 3日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
JR信濃大町駅近くに車を停め、始発電車で白馬駅 → タクシーで猿倉へ [3日目] 扇沢駅からバスで信濃大町駅 → 車に戻りました ■駐車場 大町市営 仁科町駐車場を利用しました(信濃大町駅徒歩5分・無料!) このほかにも駅近くには信濃大町駅前駐車場(2日以上になっても上限1,500円)があります https://www.city.omachi.nagano.jp/00006000/00006300/00006313_2_4_2.html ■JR移動 6:09 信濃大町 → 6:50 白馬 510円 ■タクシー 事前にアルピコタクシーを予約しました [アルピコタクシー白馬営業所 TEL0261-72-2236] 白馬駅→猿倉荘 約25分 4,500円〜5,000円程度 猿倉への到着はやや遅れますが、白馬駅→猿倉のバスもあるようです(予約制・1人2,000円) https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/sarukura/ ■3日目 扇沢から信濃大町への移動 アルピコバス 乗車時間:35分 1,650円 ほぼ1時間おきに発車、最終は17:05 https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/ogizawa/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
[山小屋情報] ■天狗山荘(小屋泊) https://yamagoya.hakubakousha.com/facility/ 1泊2食 15,000円 弁当 1,500円 ■キレット小屋(小屋泊) https://hakubakan.com/lodge/kiretto/ 1泊2食 16,000円 弁当 1,500円 |
写真
感想
百高山2巡目「杓子岳」「鑓ヶ岳」「唐松岳」「五竜岳」を踏み、未踏だった不帰ノ嶮や八峰キレットも渡っていく後立山縦走。4年前から温めていた計画、やっと歩くことができた。
白馬大雪渓を夏に歩くのは初めて。天然クーラーの上を1列になってゆっくり進むと、その先はすっかり夏山の風景。急登に息を切らし、花々に癒されながら白馬岳山頂へ。大賑わいの白馬山荘を抜け、分岐を越えるとすれ違う人が一気に減りました。
杓子岳は前回(2023年5月)往路で登頂し、復路は中腹をトラバースした(それほどキツかった)記憶。今回もピークまで登りますが残雪期と異なる夏道はザレザレ、白馬鑓ヶ岳も同様で残雪期とは違う足元を踏んで登頂しました。
2日目は4時すぎにスタート(山荘で会ったソロ女性さんが前日にキレット小屋からここまで12時間かかったと言っていた)。ガスのかかった稜線を進む(わかりにくかった)と東の空が明るく、そして「天狗の大下り」に入るところで明るくなりました。
「ヒェ〜!」と見下ろす急坂を慎重に降りていきます。難所にはクサリが付けられていますが、基本ガレ・ザレなので足元(スリップ)に気を使います。
「大下り」を下りきると目の前に「不帰ノ嶮」(「不帰キレット」はどこだったのかわからないまま通過してしまった)。一峰から眺める二峰は「これ、登れんのか?」の山容ですが、コルまで降りてみるときちんとマークが付けられ、難所にはクサリが架けられています。岩壁を乗り越えると次の壁が現れ、その表情は次第に険しくなっていきます。最後の岩場を乗り越えて二峰北峰、私は登りで取ったのでさほど難しくなく(楽しく)登れましたが、逆方向(下り)で取ると難度は上がる気がしました。
唐松岳山頂にいらっしゃった方々と話をしたり写真を取り合ったりしていると、後方から到着した青年が「お兄さん(気を遣って「おじさん」とは言わず)早いですね〜」と声をかけてくれました。「不帰登っているところ、動画に撮ったんですけど見ますか?」と、何と私がよじ登っている様子を一峰から撮っていてくれたのでした(これは永久保存版の宝です!)。
彼=N君と話してみると、猿倉INから扇沢OUTまで3日間の行程がまったく一緒、小屋(天狗山荘とキレット小屋)も一緒。その後は(一緒に歩くことはないものの)ポイントで一緒になったり、声を掛け合ったり、楽しく過ごさせてもらいました。
五竜岳は百高山の100番目に登った山。2年前の、比較的新しい記憶を辿りながら登っていきます。目の前に現れる岩稜、そして「ああ、こんなところあった」のクサリ場や岩を乗り越え、山頂に。
手前の分岐まで戻ると、本日の宿・キレット小屋へ向かいます。かつて鹿島槍・北峰から眺めた印象では「鹿島槍と五竜をつなぐ稜線、小屋はそのコルにある」印象だったのですが・・・
とにかく小屋までが遠い!ザレザレ、ガレガレを下り、その後は現れる岩稜部をいくつもいくつも(本当にいくつも)越えていきます。五竜岳からキレット小屋まで3時間!!こんなに小屋が遠く感じたのは久しぶり(はじめて?)かも。
いくつもいくつも越えた山容は、翌日鹿島槍から眺めることになります。
3日目はいきなり小屋脇の急登からスタート。坂を上り、梯子を登り、クサリを伝って。ウワサに聞く「八峰キレット」はどんなものかとワクワクして進みましたが・・・それはあまりにあっけなく、拍子抜け。「三大キレット」などと呼ばれているようですが、穂高大キレットと並べるにはあまりに違いすぎる印象でした(不帰キレット含む)。「三大急登」とか「三大キレット」とか、無理に「三大」を並べすぎなんだよなぁ・・・とブツブツ言いながら(笑)鹿島槍・北峰へ。
南峰に渡ると朝食を摂っていたN君と合流、記念写真を撮り合い、2人のショットも撮ってもらったりしていい時間を過ごしました。鹿島槍から眺めた五竜はこれまで以上に険しく、遠く見えました。
ここから先は歩き慣れた道。冷池山荘を通過、何人かの方々とお話させてもらったりしながら進むと、爺ヶ岳中峰分岐あたりでライチョウ親子登場。その姿に癒され、柏原新道を下って扇沢へ着きました。
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