表銀座縦走



- GPS
- 32:17
- 距離
- 40.8km
- 登り
- 3,007m
- 下り
- 2,963m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 11:11
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 11:07
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 10:27
天候 | 毎日晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
もう、槍ヶ岳へは行くことはないだろうと思っていた。Bさんが何処かへ行こうってことで、心に残っていた喜作新道を歩くならと、表銀座に決めた。
15年も前に見た喜作のレリーフ、ずっと頭の中に有った。記憶ではもっと大きかったし、あんなに高い位置に有ったのかな~、とも思った。
時間的に疲れてくる頃、岩場・鎖場の連続箇所のある大天井ヒュッテに直に進むコースは取らず、大天荘泊とし翌日そこを大天井ヒュッテへと降りることにした。
大天井岳からが初めて見る所通る所。槍ヶ岳が少しずつ近づいてきて、穂高も見えてくる。ヒュッテ西岳に着いてぶどうのジュースを一気飲み、折角だから10分かけて西岳に登ることに。で、良かった、山頂標柱に「北アルプス表銀座西岳」と記されていた。いいよこれ。西岳からの下りは急だろうな~とは思っていた。水俣乗越からは意外と木の階段が多く、歩き易く楽だった。今日のうちに槍の穂先に上がれたらと考えていたが、ヒュッテ大槍まで辿り着いたときに、無理せず明日にしようとした。終盤となり疲れも出てきている、ちょっとしたミスが事故になる、いや、死に繋がる。鎖付きの岩場にさしかかった時、ペアが降りてきた。男性が私の前に降り立つと、左側にふらっと進みびっくりした。落ちちゃうよ。そっちじゃないですよ、こっちに行くんです、と示してあげたが、酔っ払ったようにふらついている。怖いな~この人、危ないよこの人。自分たちが岩場を上がり下を見下ろせるようになったとき、どうしているかな振り返えると、そのあとの3人組に抜かれ、おぼつかない足取りの様が見えた。無事、小屋まで着いてもらえますように。
後半になるとどうしてもペースダウンしてしまう。予定より小屋到着時間が遅れたが、この日も天気が安定していて良かった。槍沢を見下ろすとまだまだ上がってくる人がいる。穂先を目指す人も沢山いる。でも、今日は止めよう、そう決めたんだから。
Bさんが小屋の受付を済ますと、夕飯は5時とのこと。もう、ゆっくりする暇もない。いやー、飲んでやる、今夏、小屋でビールを飲むと決まって翌日下痢になる。明日は稜線歩きでないから、なったらなったでどうにかする。小さいのを1本だけなら。小屋代の釣銭で貰った500円硬貨を自販機に入れると戻ってきた。再び入れるとまた駄目。早く飲みたいからイラつく。硬貨を変えてもらい3度目、ガラガラっと落ちてくる音に幸せを感じる。飲みながら夕飯の列に並んだ。
夕飯を済ますと着替えそのほか。Bさんが、オジサンたちが明日は強風だって喋ってたよ、って。スマホで登山天気を確認、小屋掲示の天気予報も確認、確かに。明日になって無理なら穂先は諦めようね、とした。まだまだそんな時間でも穂先に向けて登る人はいた。
翌日、風はあるものの、うん、このくらいなら行けそうだ、とザックをデポし向かった。前回は御嶽山噴火の日に登ったので11年ぶり。岩に取り付くと、風は肩のようには感じない。順調に登る。前日の東鎌で十分練習できていると、Iさん。梯子の上の穂先に上がる。多少の風は有る、歳も取っている、低姿勢で真ん中を通ってお社へ。天気も気分も最高~、至福の時。じゃ、また気をつけて降りようねー。肩に着地してホッとする。このように燕岳から槍ヶ岳までの表銀座縦走ができた。山中3泊なら、西岳に泊まってみたかったなー、それと南岳もお気に入り。
下りは、危ない所は無いけれど、とにかく長~~いよ。そのつもりでね。「槍ヶ岳開山」を読んだので、今回は播隆窟をしみじみと見た。横尾山荘でのおうどんは喉の通りが良かった。河童橋に着いて、達成の嬉しい記念写真を若いカップルさんに撮ってもらった。ありがとう。
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こんばんは😄
山慣れした感動のレコを拝見させて頂きました。読み続けるうちに、山慣れした山屋さんと感じた次第です。
まだまだ暑かった頃だったと思いますが頑張りましたね。
私達はもう槍の穂先は無理です、相方は若い頃に二度登ってますが、、。
山頂で低姿勢、分かります^o^
歳を重ねると高所恐怖症になってしまって、
私達も昨年北岳山荘から八本歯のコルへの迂回ルート、怖かったですね(°▽°)
若い頃はワクワクしながらでしたが、。
今年も槍を目指す大所帯のパーティーが「迷惑」登山をしてた様で、ツアー登山も如何なものかと思ってしまいます。
30人とか待ってると汗も引っ込んでしまいますね(°▽°)
私の知人は80半ばですが、先月立山を縦走して体力の低下に観念して、立山は最後にすると申してました。
車の免許返納じゃないですが、鎖場や細くて狭い稜線とか危ない登山はそろそろ潮時?かなとか思う様になりましたね。
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