栂海新道


- GPS
- 26:47
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 2,727m
- 下り
- 4,201m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:32
- 山行
- 10:29
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 13:09
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
蓮華温泉ロッジ
|
写真
感想
学生時代からの念願の栂海新道へ。奇しくも、海の日に日本海にたどり着く計画となった。粋なことをするヤツもいたものである。
【7/19】
前夜に東京経由でYちゃんを拾って、平岩駅で前泊。平岩駅から蓮華温泉行きのバスに乗り、車内でSくんと合流。
車だらけの蓮華温泉の駐車場では、非常識な位置に駐車している長野ナンバーを男手数人で移動させるイベントが発生する。なんやかんやでスタート。なお、寝不足と暑さでペースが上がらない。
この日は「高山植物」、この4文字に尽きる。大群落という訳では無いが、目まぐるしく変わるお花のレパートリーに感嘆の声を上げ進んでいく。
吹上のコルに立つと目指す日本海が見える。ミヤマムラサキ、チシマギキョウ、ハクサンシャジンなどが風に揺れる。心地よい場所である。ダラダラと、コツコツと進んで16時には朝日岳の山頂に立つ。
ガスり始めた道を下って朝日小屋へ。早々にテントを張って、Yちゃんの絶品ビリヤニに舌鼓を打つ。チングルマの綿毛と、日本海に沈む夕陽のコラボが絶景であった。
【7/20】
4時過ぎに出る。途中の雪渓で剱岳のモルゲンロートを観測する。朝日岳の山頂は肌寒い。写真を撮って早々に進む。
吹上のコルから栂海新道へ。しばらくは湿地帯とお花畑が連続する。
黒岩山を越えてからは暑さとの戦いとなる。僕は犬ヶ岳の登りで暑さでノックダウン寸前になり、栂海山荘で昼寝してなんとかHPを回復した。
灼熱の樹林帯を下る。熱中症寸前の状態をキープしながら進む感じで、体力というより気力が削がれる。黄連の水場でYちゃんが経口補水液を作ってくれて、再びHP回復。堪えるアップダウンをこなしてなんとか白鳥山へ辿り着く。
この日の夕飯はSくんの麻婆春雨だ。とにかく美味い。標高が低いせいで蒸し暑く、シュラフカバーを掛け布団にしてシャツとパンツ一丁で寝る。
【7/21】
暑さを見越して4時過ぎに出る。これは大正解で、早朝でもクソ暑い。滝汗を流しながら樹林帯を黙々と進む。
やがて日本海が目前に迫り、下りきった栂海新道登山口のアスファルトはまさに灼熱地獄。たまらず荷物を放り投げ、空身で親不知の海岸へ向かう。当初は海に入る気は無かったが、暑すぎて飛び込んでしまった。Sくんはザブザブ泳ぐ。今日は奇しくも海の日だ。青い空、青い海、たまらない。
親不知観光ホテルのお風呂に入って、糸魚川へ向かう。美味しい刺身定食を食べて、糸魚川市街をフラフラ歩く。風情のある街だ。16時前に関西に帰るSくんと別れて、Yちゃんと2人平岩駅にバスで戻る。平岩駅近くの温泉に浸かった後、車を回収して長い道のりを帰途に就く。途中テンホウに寄った。相変わらず美味い。ラピュタが潜んでいそうな積乱雲に見送られて帰る。
p.s: 観察したお花たち
ゴゼンタチバナ、オオバギボウシ、ミツバオウレン、シモツケソウ、マルバシモツケ、キンコウカ、ニッコウキスゲ、イワカガミ、カラマツソウ、ツマトリソウ、ユキワリソウ、ミヤマトウキ、チングルマ、ハクサンコザクラ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウ、ハクサンイチゲ、リュウキンカ、タテヤマウツボグサ、ヨツバシオガマ、タカネシオガマ、タカネスミレ、ウサギギク、ミヤマシシウド、ナナカマド、ミヤマムラサキ、チシマギキョウ、アカモノ、イワツメクサ、シロウマアサツキ、タカネナデシコ、ハクサンシャジン、イブキジャコウソウ、タカネマツムシソウ、イワオウギ、ミネウスユキソウ、アオノツガザクラ、ハクサンフウロ、イワアズマギク、サンカヨウ、キヌガサソウ、マイヅルソウ、ズダヤクシュ、ミヤマツボスミレ、コメツツジ、ハクサンシャクナゲ、フデリンドウ、タテヤマリンドウ、ハナニガナ、シロバナハナニガナ、イワイチョウ、コバイケイソウ、クルマユリ、ワタスゲ、アヤメ、ミズバショウ
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