北岳〜光岳
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Choked_up
体力度について
- GPS
- 56:36
- 距離
- 113km
- 登り
- 9,042m
- 下り
- 10,080m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:35
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:38
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 8:00
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 4:18
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:13
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:57
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 11:09
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 9:59
| 天候 | 強風、雨、曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
復路は飯田駅から新宿行の高速バス利用 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
光岳〜池口岳登山口までのルートは破線だけあって難儀。 それ以外は強風と雨さえなければそんなに問題ないと感じる。 |
| その他周辺情報 | 飯田駅周辺には風呂屋が無く（最短で20分ほど）、俗世間にまみれる前に身体を洗う為の対策が必要と感じた。 |
| 予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
拍手
「ドMにもほどがある」の褒め言葉がドMには嬉しかったです。
背景は聖岳
感想
8/9〜8/16、全国の、特に前半の天気がとにかく悪い中でも山行を諦めなかった全ての山行者に敬意とを送ります。お互いお疲れさまでした！
8/9
広河原のバス停に13年ぶりに降り立った時、あまりにも人が多くて「自分の要るべきエリアじゃない」かなと場違い感を感じた。
初日ということで飛ばさずとにかくゆっくり登る。抜かされまくる。途中からガスる。この旅を象徴する景色。農鳥小屋まで行きたかったが北岳山荘でテントを張る。
なんと、今年からカード払いが出来るそうだ。
翌朝3時過ぎにテントが爆風で崩れる。ペグダウンが甘かったようだ。
8/10
テントをなんとか撤収して夜明けとともに歩く。景色は無く、間ノ岳近くなると地獄のような風と雨が身に当たる。
サミット付近でルートロストしたというソロ男性と共にサミットへ向かう。奈良田へ降るという彼はかなり自信を無くしていたように見えた。自分なりに励ましたが無事下山出来たろうか？
農鳥岳は視界ゼロだろうし天気が悪すぎるので熊ノ平小屋のテント場へ向かう。テント場は水はけが悪く、テントに浸水した。朝九時すぎにはテントを張ったがやることもないし、酒代も高い。天気が悪いと全てが上手くいかない。
8/11
熊ノ平で停滞しようかなと思うほど天気は悪い。それでも塩見岳へ進むと昨日の間ノ岳より酷い風と雨にやられる。景色もなく、三伏峠小屋までで精一杯だった。
浸水して濡れたテントに入る精神状態ではなく、かなりの出費だが、小屋泊することにした。服を乾燥室で乾かし、コーラを飲み、夕飯をいただくと少し落ち着いた。
明日もこんななら下山しよう…。
8/12
天気は改善せず（少し雨が弱まった）だけど朝起きて気が付くと荒川岳方面へ進んでいた。それでも高山裏避難小屋まで行くので精いっぱいで本当に何をしにここへ来ているのかわからなくなってきた。小屋のおじさんは寡黙ながら愛想のある人で、金に余裕があれば小屋泊して酒飲みながら話してみたい。当然俺にはその機会はないだろう。
すこしづつながら乾いてきたテントの中で夜な夜な吹き荒れる風へ向かって「いい加減にしてくれ」と叫んだ。
8/13
風は強いが雨が上がった。これだけで天国のような気分だった。思えばここまで全く同じルートだった大学生3人組と軽く話をし、荒川岳へ進む。すれ違う山行者とお互いの酷い状況をすれ違い様に話し合って笑った。全然知らないけど、同志のような気がする。山頂までの標高差はキツかったがここまでの鬱憤を晴らすように身体が動いた。山頂に景色が無くても強風と雨が無いだけありがたい。荒川岳をおりて小屋のベンチで昼めしを作って赤石岳も登り、百�瞭胸海硫箸泙膿覆燹�
荒川小屋から赤石岳までの道がこの旅で一番素敵だと思った。再訪があるなら荒川〜赤石を登って赤石避難小屋へ泊まってみたい。
8/14
百�瞭兇離謄鵐半譴肋�屋から離れてるし、川沿いなので湿度も高く、あまり…だった。兎岳まではサクサクと進むがここから聖岳までは南面がナギってるし少し道が荒れていた。山頂へ着くもまたもや視界なし、奥聖も然り。割り切って聖平へ行ってテントを張る。テント場はなかなか賑やかだった。すこしうるさいくらいだった。
8/15
3時過ぎに空を見ると星が見えたので、とっとと先に進むことにした。上河内岳の山頂でご来光には間に合わなかったが、それでも晴れてくれたのがうれしい。昨日ガスガスだった聖岳もはっきりと見えた。ここから光岳までは結構長くて、11時頃着いたときはクタクタだった。テントを張って光岳へ行くと、テント場は利用せずに池口岳方面へ降って途中でビバークするという若者と会った。帰りの方向も一緒だし、下山したらまた会おうと話したが翌日会うことは無かった。心配です。
8/16
最終日、光岳と光石を見ていたらまた雨が降ってきた…。最後もこのザマか…。
しかもルートも破線だからわかりづらくて時間がかかる。
池口岳へのジャンクションピークあたりで後ろから声を掛けられる。まさかこの天気でこんなルート来る阿保が俺以外にいるなんて（光岳から池口岳登山口のルートは全て破線）。トレランの人だったのでそのまま走って降りて行った。自分は記念として池口岳も登っておいた。その後もルートを間違えぬように下山。ゴールのバス停に着いたのは14時近かった。
バスを待っているとおいさんが声を掛けてきたので話す。飯田まで行きたいという旨を話しているとなんと車で送ってくれた。Kさんありがとうございます。
色々と辛いことの多かった7泊の縦走だったけど、それでもあきらめず完遂した自分に胸が詰まる。
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