槍見の表銀座縦走、嘉門次小屋と上高地リゾートの旅
長野県
Kenshi
sachiyo-h
体力度について
- GPS
- 25:28
- 距離
- 44.3km
- 登り
- 2,596m
- 下り
- 2,525m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 8:28
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:37
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 8:48
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 3:19
15:23の山のひだやはGPSの位置情報錯誤で実際は嘉門次小屋です。
| 天候 | 1日目 快晴 2日目 晴れ（ピークは午後からガス）、夜になって一時雨 3日目 晴れ（ピークはガス）、夜になって雷雨⚡ 4日目 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
穂高駅前駐車場（無料） https://mt-parking-info.azumino-e-tabi.net/ ■往路 🚌バス 穂高駅前から中房温泉行き定期バスを利用（1,500円） https://nan-an.co.jp/nakabusa/ ■復路 🚌バス 上高地バスターミナルから新島々駅まではバス利用（予約要、3,000円） https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/shinshimashima/ 🚃電車 新島々駅→松本駅はアルピコ交通上高地線利用（710円） 松本駅→穂高駅はJR大糸線利用（330円） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
🥾コース状況 ▼中房温泉〜燕山荘 急登と言われてますがよく整備され段差も少なく歩きやすいです。 良いタイミングでベンチも設置されています。 ▼燕山荘〜大天井ヒュッテ 喜作レリーフまでは槍を望みながら歩く気持ちの良い縦走路。 喜作レリーフから大天井ヒュッテまでの区間は鎖場連続。 今回のコース全体でここが一番の核心部と思いました。 ▼大天井ヒュッテ〜ヒュッテ西岳 槍を望みながら歩く気持ちの良い縦走路。 ▼ヒュッテ西岳〜水俣乗越 一部登りがありますが、基本的には激下りです。 ▼水俣乗越〜ヒュッテ大槍 所謂「東鎌尾根」。 激登りですが、一部垂直梯子による下りがあります。 慎重に。 ▼ヒュッテ大槍〜槍沢ロッジ 順調に標高を下げていきます。 ババ平まではガレ場も多いので注意。 ▼槍沢ロッジ〜上高地 順調に標高を下げますが、二ノ俣からは上高地まではほぼ水平歩道。 歩きやすいけどとにかく長い。 |
| その他周辺情報 | 🏠山小屋 ▼大天井ヒュッテ 1泊3食（弁当付き） ひとり15,500円(キャンセル規定あり)。 食事はランチ、軽食含め充実のラインナップ。 こじんまりとしていますがとても綺麗な小屋でした。 夕食…厚くて柔らかくてサクサクのトンカツがメイン。ご飯おかわり自由。 朝食…焼き魚にキッシュ、ウインナーがメイン。ご飯おかわり自由。 弁当…幕ノ内弁当。酸味の酢飯がちょうど良かった。 水は宿泊者無料。 https://www.yarigatake.co.jp/otenjo/special/ ▼ヒュッテ大槍 1泊2食 ひとり14,000円(キャンセル規定あり)。弁当1,500円 夕食…鶏のから揚げ、スパゲッティがメイン。ご飯おかわり自由。 朝食…魚の切り身に和食総菜がメイン。総菜美味しかった。ご飯おかわり自由。 弁当…五目おいなりさんがメイン。副菜も多く美味しい。 水は宿泊者無料。 https://www.enzanso.co.jp/hutte-ooyari ▼嘉門次小屋 1泊2食付きプランのみで部屋代は20,000円（繁忙日25,000円）。個室4部屋のみで人数により対応が変わるのでHPで確認を。 夕食…名物岩魚と鶏のカレー煮がメイン。ご飯おかわり自由。 朝食…和食中心でバランスの良いメニュー。温泉卵あり。ご飯おかわり自由。 宿泊者は入浴できます（従業員も使うので入浴時間に制限あり）。 名ガイド上條嘉門次時代からの小屋で、薪を使う囲炉裏も現在はほとんどなく、どうしても泊まりたかった宿。満足でした。 ※薪を使う囲炉裏については「感想」欄にも記載あり。 https://kamonjigoya.jp/ |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
中房温泉行き定期バスの第一便に無事乗車。
あまりの暑さによる夏バテで、燕山荘で断念した新表銀座縦走。
今回はリトライ登山です！
ステップが小さいので登りやすい。
ベンチも多くて助かります。
三俣蓮華岳と鷲羽岳の間の奥にあるのは黒部五郎岳？
中央に下る尾根は竹村新道？
槍ヶ岳から烏帽子岳つながる裏銀座オールスターズ。
この3年で繋いできた稜線を一望し喜びがこみ上げる。
また登ります。
となると右から中央に下る尾根は竹村新道？
コンパスと地図を持ってきたけど山座同定する時間はない。
そして蛙岩がどれなのか分からない。
リトライの理由が増えた。
この岩を暫定「蛙岩」とする適当な自分。
どっちもえげつない。
なんでこんなに見にくい高さに設置してあるんだろう？
全体を通してここが一番の核心部だった（個人的感想 ）。
その奥にある針ノ木岳の存在感がすごい。
登りたい山がまた増えた。
槍ヶ岳展望抜群の牛首展望台までが想定以上の急登。
登ることはあきらめる。
この宿、かなりすごいです。
厚くて柔らかくてサクサクで、めちゃくちゃ美味しいトンカツでした。自分史上TOP3に入る小屋飯です。
夕食後はすぐに爆睡し睡眠時間9時間以上(笑)
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自分史上TOP3に入る小屋飯です。
夕食後はすぐに爆睡し睡眠時間9時間以上(笑)
朝食も美味しい。
キッシュが抜群。
どこがビックリ？でしたが、少し歩くとビックリでした。
今回の表銀座眺めながら、来年はここに行くぞと思った場所。
右上に伸びる山頂までの登山道。
草木につかまりながら登るらしい（今回はパス ）。
弱い酸味の酢飯がちょうど良い。
美味しかった。
妻は「誰に声かけているんだろう。」と思っていたようだ。
翌日のカールでもそう感じた。
水が豊富なのかな？
明日のモルゲンロートを期待する。
軽食とお酒のラインナップが特に充実。
この出来で2,000円は正直安いと思う。
依然ガスガスの槍ヶ岳。11年前にテント泊をしモルゲンロートに感動した殺生ヒュッテも展望が抜群だ。
この界隈での宿泊は展望を考えるとヒュッテ大槍か殺生ヒュッテに限る。
11年前にテント泊をしモルゲンロートに感動した殺生ヒュッテも展望が抜群だ。
この界隈での宿泊は展望を考えるとヒュッテ大槍か殺生ヒュッテに限る。
どの宿にも看板メニューがあって本当に楽しめる。
明日に期待し本日も9時間以上爆睡(-_-)zzz
ヤマテンで晴れだがガスが出る可能性も…の予報が見事当たる。
ご飯は夜4杯、朝2杯を連日食す。
小屋泊だったら太って帰りたいぐらいだ。
やっぱり殺生ヒュッテの立地は抜群だ。
テントでも小屋でもいいからモルゲンロートを狙いたい。
歳を重ねると見える景色も変わってくる。
ヒュッテ大槍のお弁当。五目おいなりさんでこれまた美味い。
おいなりさんは本当は嫌いだったんだけど、早月小屋のお弁当がおいなりさんで、それが美味しくて好きになりました。
登山で好きになったメニューです。
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五目おいなりさんでこれまた美味い。
おいなりさんは本当は嫌いだったんだけど、早月小屋のお弁当がおいなりさんで、それが美味しくて好きになりました。
登山で好きになったメニューです。
日本4大メジャーブランドの缶ビールがそろう。
ロサンゼルスからお越しの夫婦（カップル？）も「デリシャス」とご満悦。
新築だと現在の法律では炭でしか許可が下りないとのこと。
ずっと残ってほしい。
立山かんじきと比べて爪が長い。
21時に就寝。
夜は雷雨。
朝露に濡れた草木が美しい。
ロサンゼルスからの夫婦（カップル？）は写真を見て「amazing」とのこと。本日は涸沢小屋に向かうらしい。
日本を楽しんでください。
本日は涸沢小屋に向かうらしい。
日本を楽しんでください。
アップルたっぷりでした。
美味しーい😋
感想
↓北海道単身赴任から富山県に戻り、新表銀座縦走を予定するも夏バテにより燕山荘でリタイヤした7年前。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1558601.html
4年ほど前から積極的に北アルプス最深部や裏銀座などに挑戦。
昨年は裏銀座から水晶まで向かい赤牛岳ピストン。
その際に表銀座の稜線を見て「いよいよ来年は表銀座を縦走しようぜ。」と妻と話し、ようやくこの日を迎えました。
夏休み恒例のオール小屋泊。
�”酋篋造鮟珍�し、思う存分槍ヶ岳と裏銀座につながる稜線の風景を堪能する。
�▲劵絅奪涜臍笋�ら槍ヶ岳のモルゲンロートを堪能する。
�２徒膽‐�屋で登山創成期のロマンに浸る。
をメインの目的にした贅沢な計画です。
▼Day1
前日に「しゃくなげの湯」の車中泊用駐車場で前泊。
窓全開で涼しくぐっすり寝たせいか調子は上々。
全体を通して順調に進みました。
燕山荘からはもう言葉にならないほどの絶景でまずは槍見目的�，牢�に達成した気分でした。
大天井ヒュッテは鞍部に位置し、景観なし、電波なしと無い無い尽くしで条件は悪いですが、非常に清潔な山小屋で料理は抜群、ランチ＆軽食の充実は目を見張るばかり。
夕食は東京から来たご夫婦とY談（山談義）を楽しみました。
その後夫婦とは3日目に至るまで、いろんな場所でシンクロしてはお話ししていましたが、白骨温泉経由で東京に戻るとのこと。
我々も、上高地に下山する際はその行程に乗っかりたいなと思います。
大天井ヒュッテは小屋単体だけで見ると最上級ランクだと思います。
ただ、ランチ＆軽食はその時間帯に通過する山行が思いつかないのが残念。
今回は思いもよらず個室だったので18時から爆睡し翌日に備えました。
▼Day2
昨日に引き続き抜群の槍見展望で、東鎌尾根もクリアしヒュッテ大槍に到着。
計画では槍ヶ岳に向かう予定もガスが出てきたこと、明朝の天気予報が良かったこともあり槍ヶ岳登頂は明日に変更し停滞を決定。
以前宿泊した殺生ヒュッテ同様に槍ヶ岳展望は素晴らしく、モルゲンロートを期待します。
槍ヶ岳山荘は槍ヶ岳至近と立地抜群だけど、近すぎることがマイナスで展望はイマイチ。
個人的には少し距離があるヒュッテ大槍と殺生ヒュッテの方が好みかな。
食道で茨城から来たご婦人2名とY談を楽しみほろ酔い気分。
そのままヒュッテ大槍自慢の夕食に舌鼓を打ち19時には爆睡体制へ。
疲れる登山のはずなのに、普段以上に大いに食べ、大いに飲み、大いに眠る。
むしろどんどん疲れが取れていく感じでした。
▼Day3
ヤマテンで晴れだけどガスの可能性はあるとの予報が見事に当たり、残念ながらモルゲンロートは見られず。
また結構な強風（これは予報通り）だったこと、7月に快晴の槍ヶ岳登山をしたこともあり、上高地リゾートを存分に楽しむことにして槍ヶ岳登頂をあきらめるBプランを発動することにしました。
お初の槍沢ルートのため小屋とかキャンプ場があるたびに「どれどれ」と見学し、これはこれで楽しい山行でした。
そして念願の嘉門次小屋。
リゾート上高地で一線を画すもはや伝統美とも言える小屋の佇まいを満喫。
宿泊者のみの入浴で汗を流し、三重県から来たお三方とY談を楽しみ夕食後もお付き合いありがとうございました。
またロサンゼルスから来た夫婦（カップル？）とは嬉し恥ずかしドキドキの国際交流。
外国人と交流するたびに「英語が話せたらな。」と英語の勉強を決意するけど、いつもその決意はどこへやらなんですが、今度こそ勉強したいと思います(笑)
夕食ですが、岩魚料理はもちろん嘉門次がウェストンとともに山中で食べたといわれる鶏のカレーの煮つけが絶品。
朝食含め和中心の総菜メニューの数が多く大満足の食事でした。
嘉門次小屋、また泊まりたいです。
▼嘉門次小屋
薪の囲炉裏で岩魚を焼くスタイルですが、現在は法規制により新築の囲炉裏の場合は薪利用が非常に難しいようです。
嘉門次小屋は以前から同じ場所で薪利用していたため、当時の基準での利用継続が可能とのこと。
じっくり焼き上げ骨まで丸かじり出来る岩魚料理。
大事にしたいな、と思いました。
▼4日目
宿泊者の特権、早朝の穂高神社奥宮（明神池）と梓川の景観を楽しみます。
夜は雷雨だったため、草木が雨露で濡れ朝もやが発生。
幻想的な風景を楽しむことが出来ました。
穂高神社奥宮で安全登山を祈り朝食へ。
チェックアウトぎりぎりの8時まで嘉門次小屋でゆっくりし上高地へ。
妻がどうしても食べたかったアップルパイを食し、バスターミナルから小梨平までの施設や食堂を調査(笑)
今後の山行に役立てることが出来そうです。
昨年同様天候に恵まれた夏休み山行になりました。
夜は雷雨もあったけど行動中は基本的に晴れ。
槍見の表銀座縦走と嘉門次小屋満喫は目的達成。
槍ヶ岳モルゲンロート堪能は出来ず残念でしたが、早々に西鎌尾根経由の殺生ヒュッテテント泊で挑戦したいと思います。
お山に感謝、出会った皆様に感謝、そしていつも付き合って歩き切ってくれる妻に感謝。
充実の4日間でした。
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