飯豊連峰縦走・飯豊山から朳差岳へ ダイグラ尾根↑梶川尾根↓

- GPS
- 26:50
- 距離
- 42.1km
- 登り
- 3,828m
- 下り
- 3,812m
コースタイム
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:15
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 2:58
- 合計
- 8:49
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:53
| 天候 | ・10日:曇り、夕方から晴れ 日変化による対流雲。 ・11日:風雨、ガス 朝までは主に中層雲からの層状性降水で、稜線ではやや強い風を伴う。昼頃からは下層雲、ガスの中で弱い雨が時々降る。 ・12日:晴れ、曇り 朝のうちは風ややあり、稜線は層積雲に覆われ居たが、次第に晴れる。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
・ダイグラ尾根:確かに長大な尾根でアップダウンあるが、黙々と歩けばやがて本山に出る。蛇がたくさん居て、10匹以上は見た。中には威嚇する個体もおり、注意が必要。こんな蛇をたくさん見た登山道は初めて。 ・残雪:本山から御西岳間に雪田あり、規模の大きな1つは越年しそうな印象。朳差岳にかけて、風下側の吹き溜まり地形に雪田がいくつか残っているが、ほとんど今月中に消失しそう。 |
| その他周辺情報 | ・本山小屋:テント泊1000円、ビール350缶1000円 ・頼母木小屋:テント泊1000円、ビール350缶500円 |
写真
感想
8連休最後の3日間、土曜日が上空の気圧の谷通過でやや天候に不安はあったが、大した問題ではないだろう。考えを巡らせた結果、ダイグラ尾根踏破と本山から朳差岳への飯豊連峰主稜線の縦走を目的に、本山行を考えた。
8連休毎日山に費やすのはさすがに大変だ、ぐっすり睡眠したい気持ちをこらえて準備に勤しむ。要領が悪いので、いつも準備に時間がかかる。
11日こそ悪天に見舞われ停滞する時間もあったが、10日夕方と12日は天国で飯豊時間をゆったり満喫できた。概ね計画通りに歩くことができ、未踏区間も繋げることができたので、ひとまず敗退山行とはならなかったのは一安心。
吹き溜まりに残る雪田や深い谷に残る残雪は縮退し、稜線は草紅葉も進み季節の移ろいを感じることができた。
10日、ダイグラ尾根を登り詰める。
いつも通り出遅れ、7時前出発。まあ尾根登り詰めるだけだし大きな問題ではないが、やはりもっと早くから行動したい。飲料水は約5L積み込み、重荷のスタート。
林道をしばらく歩き、桧山沢のつり橋を渡り、序盤から急登のダイグラ尾根に取り付く。9月で盛夏期と比べて気候は快適になったが、それでも急登を歩くと汗が噴き出る、早く涼しい主稜線に上がりたい。
樹林帯続く休場ノ峰手前で登山者1名パス、まさか先行者が居るとは、しかも女性だった。休場ノ峰以降は所々展望開けるアップダウン連なる峰々が続く。しかしガス多めで飯豊本山まで連なる尾根全貌は見えず。
しかし蛇をたくさん見かける、ここは蛇尾根だ。蛇の住処。
宝珠山手前でもう1名単独登山者をパス、まさか世間の平日に二人とすれ違うとは。
11日、飯豊主稜線縦走。しかし悪天候。
風は吹かないだろうと、吹き曝しにテント張ったのが大間違い。夜中、なにならテントがバタつく音と、さらには雨が叩きつけるような音。嘘だろ、何かの間違いだ。いいや、間違いなのは自らの思考であった。上空の気圧の谷が通過、地上では明瞭な擾乱は解析されないが、やはり山の天候は悪めに経過するものだ。下層雲はなく視界は良好、中層雲からの降水であった。雨が弱まりタイミングを見計らって撤収作業したこともあり、出発が遅れる。こんなはずではなかった。
このまま小康状態でいてくれという願いもむなしく、烏帽子岳へ向かう途中で下層雲に覆われ始め、次第にガス、小雨。雨具なんて着用したくないが、やむをえない。半べそかきながら梅皮花小屋に避難、もうここで過ごすかなんて弱気にもなった。雨が止むのと待ちつつ、ランチ休憩で1時間以上停滞、もう今日は門内小屋までと諦めた。13時30分、以前ガスには覆われているが雨はやんだ、歩みを進めよう。
ランチでしっかり補給したせいか、歩みは捗りハイペース。14時30分には門内小屋着、これなら予定通り頼母木小屋まで行けるのでは、気力をふり絞りガスの中さらに歩みを進め、16時前には着くことができた。
12日、朳差岳からあえて遠回りして、梶川尾根下山。
朝、標高1800m以上の稜線は層積雲に覆われていたが、頼母木小屋では雲の下となり、天候回復の兆候。日の出を迎え、テントや不要装備をデポして朳差岳往復へ。太陽高度上がるにつれ下層雲は消えてゆき、天国の稜線お散歩となる。
6年ぶりの朳差岳からは文句なしの展望、歩いてきた稜線が丸見え。日本海から東北南部の山並みまで丸見え。ここに住みたい。
景色を堪能し、頼母木小屋に戻り撤収し、ランチして下山へ。昨日11日ガスられてしまったのと、石転び沢雪渓の消耗過程を確認したいがため、遠回りになるが梶川尾根で下山することにした。
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