アルプスの貴公子&女王に会いに【甲斐駒ヶ岳】【仙丈ヶ岳】



- GPS
- 15:18
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,367m
- 下り
- 2,368m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:11
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 7:33
天候 | 甲斐駒ヶ岳⇒ほぼ全日雨と強風🌪 仙丈ヶ岳⇒晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
そこからバスにて北沢峠まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈甲斐駒ヶ岳〉ルートは明瞭ですが駒津峰を過ぎた辺りからは歩きにくい岩場があるので慎重に。直登コースはマーキングはありますが分かり辛い箇所もあります。 〈仙丈ヶ岳〉ルートは明瞭です。森林限界を超える小仙丈ヶ岳手前までは眺望も無く退屈です。その後は展望が開け、快適な稜線歩きになります。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
お盆休み、天候がすぐれません。毎日天気予報を調べていますが、
どこも余り良くはなさそうです。相談の結果、以前より憧れの南アルプスの山々でおしゃれな山小屋『こもれび山荘』が取れましたので「甲斐駒ヶ岳」「仙丈ケ岳」へ出かけけました。
《甲斐駒ヶ岳》
北沢峠へ向かう南アルプス林道バスの、熾烈な乗車争奪戦は皆さんのレコで知るところで、どんな戦いが待っているのかとハラハラしていましたが、前泊の飯田市を3時半に出て駐車場に4時半到着しましたら、何と車はまばらで、5時半のバスチケット購入開始、6時のバス待ちもほぼ先頭近くでした。悪天候で皆さん山行の予定変更されたのでしょう。
始発バスに3番目で乗車すると、バスの運転手さんの懇切丁寧なアナウンスを聞きながら北沢峠へ到着し、こもれび山荘に荷物をデポした後、しとしと雨模様の中、双児山、駒津峰を経て直登コースで山頂へ向かいました。
すれ違った2組の方々が話されていた通り、駒津峰辺りから風が強くなってきました。本来なら絶景を眺められるのでしょうが、今日は真っ白で何もみえません。(覚悟はしていたのですが)
直登コースは大きな岩の尾根道、岩の間にカワイイ可憐なお花があり、晴れていたら数倍楽しめたと思います。駒ヶ岳神社の鎮座する頂上でも暴風でじっとしているとガタガタ震える程寒く、記念撮影を終えて、う回コースを下山しました。六万石、仙水峠を経て仙水小屋からは見たこともない、まるで賽の河原を歩くようなガレバの道でした。
こもれび山荘で、ハンバーグとカレーがメニューの美味しい夕食をとてもおいしくいただきました。悪天候で美しいサンセット風景も期待できませんので、明日のお天気に期待してゆっくり休みました。
《千丈ヶ岳》
4時半朝食を済ませて、5時に山荘を後にし、30mほど歩いた登山口より入山します。今日は雨も降らず気持ちのいい山行ができそうですが、
私は昨日から、歩いては少し休みの状態で高山病ぽく調子が良くありません。しかしながら、しばらく歩くと、昨日登った「甲斐駒」の荒々しくも美しい花崗岩の造形が目に入り足が進みます。
小仙丈ケ岳に到着すると、辺りは圧倒的な眺めで、3つのカールが見える
ようになると、その雄大で美しい景色に感激しました。小仙丈ヶ岳から仙丈ケ岳までの尾根道もすばらしく、タカネヒゴタイ、ヒメコゴメグサ、イワベンケイ等々たくさんの素敵な高山植物も咲いていて、夢の尾根道でした。
山頂からは、北東に小仙丈岳、南西に大仙丈岳の小ピークを従え、さらに大仙丈岳の南側には、南アルプス中部の塩見岳に至る長大な仙塩尾根が連なり、尾根の間には、東側に小仙丈沢カール、北側に藪沢カール、南東側に大仙丈沢カールと三つのカール(圏谷)の景色に魅了されました。
埼玉県から来られたという、昨日の甲斐駒でもお話しし、千丈ヶ岳登山道で何度もお話しせていただいた若い素敵なカップルとここで別のルートとなり、名残惜しいのですが、下山は馬の背ヒュッテを経て藪沢より下山しました。
今回、2日とも好天とはいきませんでしたが、初めて足を踏み入れた「南アルプス」は鮮烈な記憶を残してくれました。特に仙丈ケ岳の景色が素晴らしく、こもれび山荘オーナーさんの予言とおり(6割の確率で雷鳥に会えます!)雷鳥さんも何度もお出まししてくれて最高でした。元気で登れるうちに又訪れたいと思いました。
2日間の楽しい山旅、無事下山ほんとうにありがとうございました。
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