盛りだくさん縦走北鎌尾根からジャンダルムとか


- GPS
- 33:30
- 距離
- 46.5km
- 登り
- 4,629m
- 下り
- 4,634m
コースタイム
- 山行
- 2:56
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 3:00
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:46
- 山行
- 9:58
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 12:01
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:17
- 山行
- 1:09
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 1:20
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 8:02
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
バスタ新宿07:15→12:15上高地 高速バス 平湯温泉→バスタ新宿 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
朝晩はすっかり秋めいてきて涼しいというより寒く感じる日もあった槍穂高。
草紅葉もじんわり始まりナナカマドも赤い実をつけていました。
小屋ではダウンを着ている方も多くなりました(私は半袖短パンにフリースとスパッツでした)。
今回、距離はたいしたことないけど大周回をしてきました。上高地から大曲水俣乗越経由大天井ヒュッテ、貧乏沢から北鎌尾根経由槍ヶ岳、そのまま大キレット経由奥穂高岳から西穂高岳、上高地へ下山。
大好きな槍穂高をたくさん楽しむ縦走です。
初めての北鎌尾根。
登山を始めたウン十ウン年前に知ってから漠然と通りたいな、と思っていたルートでした。
昨年、いつもお世話になっている山岳ガイドのKさんにお願いし“Fast & Light”でこの日程が決定していました。
日程が決まってからはガイドさんに言われた必須条件を満たすべく...
(休憩含めて13時間以内で通過したいので)
荷物背負って12時間は歩ける体力
コースタイム内で歩く
たくさん岩稜帯を歩く
テント泊(歩荷トレ)する
ボルダリング
ロープワーク
外岩クライミング
バリエーションルート
沢登り
登山講習受講
などをしました。
当たり前ですが、どれもやってよかったです。(特にクライミングと沢登りは低レベルだけど)全てが役に立ちました。結果的に休憩含め11時間で槍ヶ岳山頂に立つことができました。
役に立つといえば、他には昔買った山と渓谷社のDVDを見たり、荻原編集長の山塾で北鎌尾根のセミナー(2025.7 https://www.yamakei.co.jp/news/release/20250709.html )だったりでイメトレしました。
そして今回北鎌尾根に挑むので、予め6月に東鎌尾根、7月に西鎌尾根で槍ヶ岳へ登頂しました。
そう、今シーズン3鎌尾根コンプリートです!
槍ヶ岳が好きすぎるわけではないのですが..
ジャンダルム経由の西穂→(←)奥穂は(亡くなる方もいますが)いろいろがうまくいくと通過できますが、北鎌尾根はそういうところではなかったことを強く感じました。経験浅く(本人はそう思っていないかも?)初めてでソロで行く計画を立てるのは無謀すぎるな、と。
第1に体力!これは当たり前なので除くとして、
1にルートファインディング(バリエーションルート通過経験)
2にクライミング技術
3にセルフビレイ技術
の順かなと感じました。
1人天井沢の北鎌沢出合いでテント泊していたというソロの若めの男性先行者がいました。P13まではほぼ同じ時間くらいで進んでいましたが、その後離れたけど無事に槍ヶ岳へ登頂されたかな。かなり携帯でルートを確認しているような感じでルート選びをされていたような印象。
ルート上あちらこちらに古びたザック、片方の登山靴、セーターや衣類の切れ端、テントの残骸などを目にしました。その度に気が引き締まりました。
とはいえ、晴天で絶景がずっと続くこのルート。
息を整えるたびに周りの絶景を見て気分が上がっていました。
憧れのルートを無事に進めて槍ヶ岳が少しずつ近づいてくるにつれアドレナリンもどんどん出てきているのを感じました。
槍ヶ岳山頂では達成感と程よい疲労感でふわふわしていました。
山岳ガイドKさん(今回5回目)に感謝です!
ガイド登山とはいえ任せっぱなしではないので勉強になるし、アドバイスもらったり毎回いい刺激になります。
Instagram 👉 https://www.instagram.com/reel/DOMxKBekyY7/?igsh=ZmU2eWV1MzR2ejRy
そして、もう一つの縦走は奥穂高岳→ジャンダルム→西穂高岳です。harupyonさんのリクエストにより、北鎌尾根の後にスケジューリングして一緒に挑みました。
私は今回ジャンダルム6回目になりますが、全ルート縦走は2回目。ジャンダルムから先はうろ覚え...
比較的マーキングが多いので浮石やガレ、ザレや滑落に気をつけ問題なく行けました。私が先行し2度ほど「ん?ここじゃないな」とやりましたが。
harupyonさんは心肺機能が高く体力があり岩稜帯トレも頑張ってたので、このルートで慎重になりつつも予定よりかなり速いペースで踏破できました。
緊張感ある場所もあったけど、ぺちゃくちゃ喋りながら気持ちにも体力にも余裕が生まれ楽しく進むことができました。
そんなこんなで両ルートの間にリカバリーDAYと称して大好きな北穂高小屋泊をぶっ込み、5泊6日の旅をまとめました。天気に恵まれた充実の6日間でした。
最後に、
大天井ヒュッテと槍ヶ岳山荘は半数が外国人(ほぼ中国語話者)じゃないかと感じるくらいの印象でした。槍ヶ岳山頂への往復ルートや山頂にも。いろいろ感じる部分がありました。
穂高岳山荘では「ジャン」「ジャンダルム」のワードがそこらじゅうで出てました。実際週末だったこともあり(?)、たくさんの人が通過していました。
私が言うことでもないのですが、行くと言う人から耳を疑うような質問内容をされたり、過去の無謀な通過の武勇伝を耳にしたり、実際通過して来た人が誰でも行けるような自分レベルの話をしていたり、、、人気なのだなと改めて感じました。
西穂山荘の支配人が最近の西穂→(←)奥穂の縦走で事故が多発している件について記載されていましたのでご参考まで。https://www.facebook.com/share/p/16uPbLZkVC/?mibextid=wwXIfr
コメント
この記録に関連する登山ルート

いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する