白馬・親不知〜青春18切符で行く夏山行〜暑かった!辛かった!でも感動の栂海新道

- GPS
- 50:43
- 距離
- 50.9km
- 登り
- 4,306m
- 下り
- 5,547m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 9:10
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 8:54
- 山行
- 13:52
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 14:00
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:31
| 天候 | 4日間とも晴天!時々曇り とにかく暑かったです |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスで猿倉 復路:親不知ST−(普通列車乗り継ぎ) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・大雪渓は落石注意で念のためヘルメット持参 ・白馬から親不知まで道はしっかりついています が、感想に書きましたが暑さと注意不足で1ヵ所ロストしました… ・黄蓮を越えてから下駒そして白鳥までが一番辛かったです 一日で朝日から白鳥に向かう場合は体力が必要 ・栂海新道は水場が限られています 沢から取水しますが行程を考えての給水が大切です 黒岩平・北俣・シキ割の水場は美味しいです 黄蓮はクセがあります 今回は合計5L分の水筒を用意 ・黒岩から親不知の間には隠れピークが多数 登り下りを繰り返すことで体力が消耗します 栂海新道が超健脚向けコースとなっているのはこのためでしょうか |
| その他周辺情報 | ・日本海に下山後は親不知観光ホテルの温泉で汗を流せます お風呂のみ700円、親不知駅までのワゴン車送迎付きで1500円 |
写真
ダメです!!
重い荷物で登り返しできず高山植物・ヤブの斜面をトラバースしました
さらにササヤブを通ってしまったことで大変なことに・・・
踏んだり蹴ったり
ヤブをぬけ尾根に復帰しましたが、長い時間斜面と格闘しており体力を大幅に消耗してしまいました
結局三日目も晴れ続きとなりました
この辺から近くを歩いていたMt221さんと同行させてもらうことに
Mt221さんもロングが好きな私よりもキャリアの長いベテランさん
向かう先は同じ!日本海親不知です
なんと手首に「マダニ」が噛みついています
どうしたらよいかよく分からず・・・
とりあえずこのままにして下山後に病院で取ってもらうことにしました(この時は・・・)
たぶん前日ロストして笹原に入り込んだ時に付いたんだと思います
これまでの山行の中でも3本の指に入るくらいの苦しい一日でした
でも白鳥小屋では先行の2名と一緒に色んな話をして楽しい時を過ごしました
辛かった分本当にホッとしたひとときでした
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
ガスカートリッジ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
|---|
感想
青春18切符を使っての夏山山行第3弾
白馬から親不知をめざすロングコース
そして栂海新道は朝日岳以北登山道が無かったところを
地元の山岳会が近年10年をかけて整備された魅力的な道です
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1日目
前夜新宿から「ムーンライト信州号」で白馬駅に到着
バスで猿倉につくと大勢の人
まずはトイレ・給水を済ませてから大雪渓に向かいます
初めての大雪渓、いつかは行きたいと思っていた道
落石に注意しながらゆっくり進む
雪渓に入ると空気がひんやりとして気持ちのイイ空気の中
楽しみながら進むことが出来ました
荒々しい岩肌とガレた石がつらなる白い峰
それに雪が青い晴れ間に映えて美しい
雪渓が終わると高山植物の宝庫
これまで白山が一番と思っていたのですが白馬も双璧でした
頂上のテン場も一杯の人で大盛況でした
あと夕方レンジャーの方がガイド役になってテン場の周りで
高山植物の説明をしてくれました
みなさん良く勉強されていて知らないことを沢山教えてくれました
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2日目
白馬岳の御来光
このところ御来光が好きになってきてます
雲海が広がる中を陽がとどく様子は神々しいです
この日は朝日岳を目指します
雪倉岳まで順調に進みますがこの先の下りから赤男山の尾根を斜めに渡る道
この辺で谷へ下りてしまいました
なにを考えていたのかはっきり覚えていないのですが
「その谷の先に人がいる、道があるんだ」と勘違いして下りてしまいました
本当はその前の雪倉直下の下りの残像が頭に残っていたため
勝手に思い込んでしまったようです
暑さも影響してたと思います
気をつけないといけないです
そんなこんなで暑さもあり朝日小屋に着くころにはバテバテでしたが
テントを張って夕陽が沈むまで昼寝したり景色を眺めたり
ゆったりと過ごし気持ちも落ち着いてきました
それに夕陽が素晴らしかった
日本海に浮かぶ雲海に沈む落日は御来光とあわせて心に残りました
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3日目
この日は栂海山荘か行けたら白鳥小屋まで
始まりはガスガスで朝日岳山頂でもガスと強風
360度の眺望は拝めず残念でした
ただし下りではガスが晴れてきて少しずつ太陽が現れると
2日目のスッキリとした日の出とは違う味の日の出となりました
薄い雲に赤く輝く陽の光が全体に広がって幻想的な風景
ここまで沢山いたハイカーもこの先は蓮華温泉に下りる人が多く
栂海新道に行くハイカーはほとんどいない
吹上のコルで一緒だったハイカーさんと一緒に進むことに
あとでお聞きしたのですがヤマレコユーザーさん(Mt221さん)
ということで期せずしての初めてのコラボ山行となりました
この長い道に来られるだけあって山の経験年数も私より上
安心して進むことが出来ました
黒岩平はなだらかな丘陵のなかに池塘が広がる本当に美しい場所
段々と気温があがり栂海山荘に着くころにはかなりバテてきましたが
白鳥小屋まで頑張ることにして昼食休憩をはさんで先に進みます
ここからが辛かった
気温も上がってきてアップダウンの多い道は確実に対体力を奪います
さらに下駒岳の急登のあとは最後の最後で
また大きく下り白鳥まで再度登り返す
と、いうような地獄のような辛さに
これも一人だったら確実に心が折れてビバークしてたでしょう
何とか夕方小屋に着いたのは朝動き始めて
約14時間歩いた後でした
先着のハイカーさん2人も交えて、つまみやお酒を融通しあいながら
まったり過ごしてこの日は終わり
いつもソロで行動しているためこんな時間は本当に楽しいです
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4日目
すでに白鳥小屋まで来ているので明るくなってから起床
日本海への道はゆっくりと高度を下げていきます
この日も晴れ
樹林帯も下るごとに植生を変えていきますが
最後まで歩きやすい道は変わりません
そして正午前に念願の親不知へ
早速靴を脱いで日本海の水に浸かる
これをやりたかったんですよね!
体力的に辛い道のりが多かったですが
全長で50km以上の道
それ以上に美しい場所や感動の風景も拝めて
充実した山行となりました
何度も書いてしまいますが
この道に対する地元の山岳会の方の熱意がビシビシと伝わってくる
本当に良い道でした
ベストなシーズンはきっと秋なんでしょうかね
またいつか戻って来たいと思います
後半ご一緒させていただいたMt221さん
ありがとうございました
またどこかのロングでお会いしましょう!
コメント
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ちょっこうさん



















苦しくも楽しい栂海新道、お疲れ様でした!
そして、後半2日間、ご一緒させていただきありがとうございました。
おかげさまで、苦しくても楽しく、そして無事に歩きとおせました。
それにしても、お花の写真キレイに撮られてますね〜。そして、お詳しい!!
沢山、勉強させていだだきました♪
そうそう、シオガマ似のお花、調べてみたらオニシオガマのような気がします。やはり、ですね。
それではまた、どこかの山で!!ありがとうございました(^-^)ノ
Mt221さん
こんばんは〜
コメントありがとうございます
ホントに苦しかったですね〜
でも、伴走いただいたおかけで
楽しく歩き通すことが出来ました!
最後の方は下るばかりで
「もう登りないんだ…」なんて思ってましたよ
オニシオガマ
調べていただいてありがとうございます
花の名前、あまり自信ないですが
少しずつ覚えているようです
あとダニですが
血液検査して大丈夫そうです!
針も残ってなさそうです
では、またどこかのロングで
お会いしましょう(^^)
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